どの映画にもだいたいは音楽が入っていて、その音楽によって雰囲気が研ぎ澄まされたり、感情が高ぶったりとするように思えるわけです。
この感動的なシーンでこの音楽が流れるのか・・・!!というふうにね。
なので映画を観てはじめて知った音楽や、他にも聴いてみようと思う音楽に出会えるわけです。
映画も好きだけど音楽も好き。小説も読んでいて楽しいね。そういうステキなものがいっぱい。
観よう思ったキッカケ
えー、先程も述べましたようにビビビとくる音楽だったよ。
予告編で流れる映像にも知っている音楽やアーティストでこれはもう観るしかないと思うような、ね。
そもそも音楽題材にしてるっていいよね。ミュージカル映画とか大好きである。
ざっくり映画情報
原題:Sing Street
公開年:2016
制作国:アイルランド
監督:ジョン・カーニー
キャスト
コナー・”コズモ”・ロウラー:フェルディア・ウォルシュ=ピーロ
ラフィーナ:ルーシー・ボイントン
ブレンダン:ジャック・レイナー
ダーレン: ベン・キャロラン
エイモン:マーク・マッケンナ
ンギグ:パーシー・チャンブルカ
ラリー:コナー・ハミルトン
ギャリー:カール・ライス
バリー:イアン・ケニー
あらすじ的な
1985年のダブリン。
家庭の事情で転校した少年コナーは、厳しい学校や不安定な家庭の中で居場所を見つけられずにいる。
ある日、街で見かけた少女ラフィーナにヒトメボレしてしまう。
彼女の気を引くために「自分はバンドをやっている」と嘘をつき「MV」に出演して欲しいと言い、どうにかしてラフィーナとの距離を縮めようとする。
その言葉をきっかけに仲間を集めて本当にバンドを結成し、音楽を作り彼女に振り向いてもらおうとする。
やがて、音楽はただのきっかけではなく、いつのまにかコナーにとって“ここではないどこかへ行くための手段”になっていく。
思ったこと、感じたこと
いやー、よかったよね。ほんと。伝えたいことがぎゅっと濃縮されて入ってる感じがする映画でした。
1985年が舞台の映画だけど、アイルランドで思い浮かべるアーティストはU2です。ボノ~~
1980年代の時代背景というのは国によって差があるものの、当時のアイルランドは失業率が高く経済はまだ不安定。
動ける若者は海外に行ってしまうようなそんな感じだったのだと思うのだけど、そうなるとこの映画にも当てはまるところがあるな…と。
コナーの父親が失業してしまいコナーは学費節約のため転校することになるわけだからね。
まぁまぁそんな感じで主人公のコナーはというと
さっそく転校した学校の空気に抑圧感や息苦しさを感じているのが伝わってくる。
黒い靴じゃなきゃダメっていうどうでもよさそうな学校の規則にうんざりしたり、いきなりいじめられっ子に目をつけられたりとするわけなんだが、きっと学生生活にそういうものはつきものなんだなって思った。
日本でもそういう空気ってあるよね、わたくしが学生の頃もなんとなくそんな空気が漂っていたもの。
時代や国が変わっても人間の行動はそんなに変化がないのだなと思うと、先人の知恵や年上の方の話を聞くことは生きる術を学べるのだろうなとも思うのである。
ああ、そうそう、脱線してしまったけれどコナーの話ね。
そうして周囲からは浮いてしまって居場所がないような学校生活を送るコナーだけど、控えめで物知りなダーレンと仲良くなるのだ。
なんていうか、クローズのヤスみたいな物知りボーイ。赤毛なので見たらすぐにわかる。
で、コナーとヤスダーレンが一緒にいてそこからバンド仲間が増えていくのだけれど、このくだりは無駄をそぎ落とした感じでとても展開がはやい。
でもそのくらいのあっさり感がよき。はやく音楽を奏でておくれ!!
そこからみんなで音楽を作ってMV作ってって流れていくんだけど、学校生活や曲作り、MVの撮影では、バンドメンバーが音楽を通して楽しんでいたり、ファッションスタイルや、やりたいこと、自分の意志というものを主張していることが伝わってくる。
THE CUREが出てきて喜んだわたくしがいます。ロバート・スミス好きなんだ~。
あのパンツと靴とギターの持ち方がそっくりじゃないか!!
この作品の軸となる人物ち、コナーだけじゃなくてラフィーナやバリーもそうだ。ラフィーナはモデルを夢見る美少女だけれど彼女の生い立ちや現状が見え隠れしたり、バリーといういじめっ子にはどういった背景があるのか。
ティーンエイジャーの多感な時期に、どうにもならない背景と、高まる好奇心、離れない不安だらけだけど、夢をつないで行けるくらいの絆をつなげる存在がいるっていう希望が見えた作品だったよ。
最後になるかもしれないギグ。
コナーの気持ちをメンバー全員が認めて音楽をやりきるんだけど、もうすごくかっこいい。
感動を呼び起こすのに大人だから子どもだからという理由は関係ないのだ。
個人的にはエイモンのファンになりました♡
お気に入りポイント
- コナーとエイモンが曲作りをするくだり
- 兄であるブレンダンの眼差し
- ギグが始まる前にバリーを誘うところ

バリーが嬉しそう!よかった!素直過ぎてかわいい。

