
観ようと思ったキッカケ
白黒の色合いが好きなわたくしとしては、それだけで興味がありますが。
その第一印象がインパクトがあったし、日本では「怪物團」というタイトルであることも観ようと思ったよね。
原題:Freaks(フリークス)
公開年:1932年
制作国:アメリカ
監督:トッド・ブラウニング
キャスト
フロゾ:ウォーレス・フォード
ヴィーナス:リーラ・ハイアムス
ハンス:ハリー・アールス
フリーダ:デイジー・アールス
クレオパトラ:オルガ・バクラノヴァ
あらすじ的な
舞台となるのはフランスのサーカス団。小人であるハンスとその婚約者のフリーダ。
クレオパトラという美しい女性の誘惑に、ハンスの心は揺れ、失意のフリーダ。
しかしクレオパトラはハンスの資産が目当てであり、ハンスを愛してはいなかったのだ。
そこから、このサーカス団の人々を巻き込む大きなことになってしまう・・・
映画を観ていたら0時を過ぎてしまった。
今日の映画はフリークス。以前にも観たことがあるけれど、今日も観てしまった。
「僕らだって同じ感情を持つ人間なのに」という、普段じゃ聞かない言葉にハッとする開始3分あたり。
純粋さ丸出しのところが危うくて目が離せない60分くらいの映画。
わたしね、思うのよ。こういう人の純粋な気持ちが溢れてる映画が好きなのだと。(個人的に)
先日観た笑ふ男でもそうだったように、やはり純粋なものを観ていると気付くことが多いのではないかと。
そういうものを観ていると優しいなと思うことが多い。
もう汚れ切ってしまっているかもしれない(笑)わたしの魂を浄化してくれそうなね、そういうのを欲しているのだろうか。
ただなんて言いますかね。
ハンス、お花送ったのかい…と。そこが付け込まれるスキを与えているのでは…!!
というツッコミをかましつつ、ウィスキー飲みながら観てたんだけど
とあるシーンでフロソがヴィーナスに「忠告しておく。酒におぼれるな。酔っぱらってもいいことはない」って言ってた。
いいこと言うな。終始素晴らしい魂の持ち主であるフロソ。
ヴィーナスは容姿も心も美しく、フロソとハッピーでいてくれるとわたしもハッピー。笑ふ男でも出演したオルガ・バクラノヴァがクレオパトラ役で出演していましたが、実際の見世物小屋のスターや、デイジー&ヴァイオレット・ヒルトン姉妹などの本物の奇形者や障害者の方たちが出演している。
いつの時代も気をもむのは女というヴィーナスとフリーダの会話。
1932年制作だけれど、90年前もこういう状況というのはどこにでもごく当たり前にあったのだろうな。
フリーダ、なんて理性的で常識的な女性なんだろうか。
「あなたが幸せになれるなら私は構わない」そんな台詞が切ないけど、そこに純粋な愛を感じます。
美しさや優しさというものは、うわべではないところに存在していて、心から向き合わないとそれを感じ取ることはできないものなのだ。そしてそれを踏みにじられたとき、その純粋さは大きな力になるのだろう。
そう思った夕べでした。
- ヴィーナスとフリーダの洗濯してるくだり
- フリーダがハンスを訪ねるところ

優しさだけではなく恐ろしさも感じる映画でした


